クラブネスコ校長の前田と申します。
この度は、クラブネスコウェブサイトへアクセスしていただき、誠に有難うございます。

クラブネスコは、1997年1月に毎日新聞社の主催事業「毎日シニアスキースクール」としてスタートいたしました。その後、当社内でもスキー直営運営を開始することになり、クラブネスコ「ネスコスキースクール」を立ち上げました。

今年度からは参加者の安全と健康管理をしっかり行うために、会員対象の組織に変更いたしました。
それにより参加される会員様の健康面、個人情報をしっかりお聞きして万一の対応ができる様にいたします。

クラブネスコは、集合から解散までスキー指導も担当できるクラブネスコ専任コーチが添乗兼指導者として終日参加者とともに活動し、スキー技術指導はもちろん用具の取り扱いや体調チェック、参加者間交流など期間中もご参加者様全員が楽しい時を過ごすサポートをいたします。

コーチ中心に運営することで、参加者間で上下関係が生まれることもなく、楽しいスキー談義とスキー旅行をお楽しみいただけます。指導内容に関しましては、クラブネスコ専任コーチを中心に、シニア世代の方の体調や体力を意識しながら楽しく無理のない講習をいたします。

一昨年までのコロナ対策はいたしませんが、それでもシニア世代の方の企画ですので、必要なコロナ対策及びインフルエンザ対策はさせていただく場合もございます。

スキー講習では、皆様からのスキー技術のご申告と過去にご参加いただきました皆様の担当コーチサポートデータ記録を参考にさせていただいた上で班分けを行います。ご参加の皆様の中には、スキー技術は高くても意識のない体力レベルを超えて滑られてることが少なくありません。自分は大丈夫と思われているのですが、見ているほうからは危ない瞬間がございます。もちろんご本人様は気づいていないことがほとんどです。一度の転倒がスキー生命はもちろん、日常生活にも支障をきたします。一瞬のバランスの崩れで怪我の原因にもなります。また悪天候や疲労の蓄積で体調を崩す可能性も、若い人に比べると高いのが事実です。ですから、できるのは分かった上で無理なくスキーを楽しんでいただきたいのです。

クラブネスコは、シニア世代の方が安全にスキーを楽しんでいただくこと。出会った同世代のスキー仲間と交流すること。そしてお客様個人の楽しい思い出を作っていただくことが狙いです。スクールとしてスキー上達を目指した講習はもちろんですが、上達というのは速さ、強さ、技を極めるのではなく、安全に安定した体力消耗の少ない滑りを指導していきます。

クラブネスコは各スキー場にある「スキー学校」ではございません。「スキークラブ」です。
ですから固定の指導方法を確立しておりません。中高年のスキー指導は学校体育指導とは異なり、体力・持久力のほか身体面での差が年齢に比例せず違いが大きくなっています。基本方針でもお話しした通り、クラブネスコはシニア向けのスキー指導方法でお教えします。ですがこれはあくまでお客様がご自身の体力やスポーツ能力、またスキーの楽しみ方に合わせて学び楽しんでいただければと思っております。個々にスキーに対する気持ちと能力は違います。いくら頑張っても年齢や持病には勝てません。できると頭では思っても、実際はできないことが多くなってしまいます。決して無理のないスキー指導してまいります。

クラブネスコでは、転倒による事故防止のため防具(頭を守るヘルメットやゴーグル、プロテクター(インナーパット))の着用をお願いしております。 正直スキーをされるシニアの皆様はとてもお元気ですが、それでも若いときと比べてスピードや斜面の変化に対応する能力は下がっています。日々の生活でわざと転んだりすることはありますか？ないと思います。だからスキーでの転倒はその大小に関わらず、大きな怪我のもとになる可能性が高いのです。シニアは怪我をするとスキー復帰のハードルが非常に高くなります。スキー滑走の際は危険行為回避の観点から、コブ斜面や急斜面での運営は移動上必要な場合を除き行いません。シニアの安全を守るためです。

スキーをもう一度してみたい、スキー仲間と楽しみたい、そんな皆様のご参加を心よりお持ち申し上げております。ぜひお越しください